水鏡のように美しい沼の水面で花開いた、耳の形をした<花>。
その変わった姿をカエルに嘲り笑われたことをきっかけに、<花>は悩み始めます。
そして自分だけでなく、他にも悲しんだり苦しんだりしている生き物がいることを知ると、<花>は「生き物にはどうして悲しみや苦しみがあるのか?」と疑問をもち始めます。
<花>はボタン雪、満月、ウマノオトシゴ、花の女王、カシの木・・・と様々なものに問いかけます。
「どうして・・・?どうして生き物には、こんな悲しいことや苦しいことがあるのかしら?」
果たして、それぞれのものから返ってくる答えとは?
天地の様々なものが語る、悲しみ・苦しみを通じて、生きること、慈愛への道が浮き彫りにされてゆく物語。
(続編から読み始めても、お楽しみ頂けます。)
* きっかわ みき著
888円(税込)
ファイルサイズ: 265 KB
紙の本の長さ: 49 ページ
販売: Amazon Services International, Inc.
ASIN: B00EVQ66MK
読者からの感想&声
- 上巻と重なる部分もありますが、悲しみや苦しみといった負の感情とも向き合って、主人 公の<花>が自身の内面に分け入っていく姿に、物語の彫りの深さを感じま した。(70代女性 主婦)
- 言葉で伝えきれない思いがこみ上げてきます。とにかく絶品です。(40代女性 翻訳家)
- 読み進めながら涙があふれて止まりませんでした。きっと自分も金色の耳と同様に、この答えを求めていたのだと思います。一つ一つの言葉に救われ・・・、励まされ・・・。いろいろな本がありますが、しかし、こんなに苦しみや悲しみについて分かりやすく温かく記してあるものはないのではないでしょうか?(40代女性 保育関係)
- 上巻同様、下巻(続編)でもまた、号泣しました。(30代女性 ソムリエ)
- 著者の本からは、いつも大きな気付きを得ることができる。この本は主に「光と陰」「気付きと学び」という大きな主題があり、それをいろいろな形で知らせているものではないかと感じた。(50代男性 著述・経営コンサルティング業)