新潟県最北の城下町、村上での感動的な町おこしのドキュメンタリー。「道路拡幅による歴史の破壊から町を守れ!」著者であるきっかわみきの夫、吉川真嗣が立ち上がり、次々と活性化の手立てを打って、町、人、景色が変化し、賑わいと誇りがよみがえってくる様を、つぶさに描いている。町おこしを行う際の成果をあげる秘訣や心構え等にも言及している。
BSN開局50周年記念ドキュメント賞正賞受賞で1時間の特別番組化され、全国20府県で放映になった原作。
またフジテレビ「ビートたけしのアンビリバボー!!」でも「奇跡の町おこし」として放映になりました。
装丁 上野かおる
吉川美貴 著
四六判・200頁・定価1,600円(+税)
ISBN4-7615-1191-5
2004.7.10発行
「町屋と人形さまの町おこし」目次
- 序
はじめに
第1章 一人ではじめた町おこし - 城下町村上のマップ誕生
村上町屋商人会結成
署名活動事件で四面楚歌
町屋に光を、町屋をスターに
- 第2章 「町屋の人形さま巡り」大反響!
- 「町屋の人形さま巡り」開幕
吉川は普通の若者
ミニ美術館「旅籠門(はたごもん)」オープン
地域活性化大賞ベストオブベスト賞受賞へ
陰での苦闘
- 第3章 町が動き出した
- 第二回人形さま巡りでの変化
行政との関係
「十輪寺えんま堂の骨董市」の開催
「町屋の屏風まつり」誕生
町に起こってきた様々な動き
催し成功のポイント
ウズベキスタンの人形さま登場で国際交流へ
SL「村上ひな街道号」走る
第二、第三の男の登場
- 第4章 町おこしの秘訣
- 初回が肝心
二つの壁を突破せよ
はかり事をするに密をもってすべし
三つのリスクを引き受ける
メンバーを活かす組織づくり
信念と実行
◆村上の佇まい
- 第5章 次のステップへ
- 黒塀プロジェクトと「宵の竹灯籠まつり」はじまる
BSNドキュメント賞受賞とテレビ番組化
町が元気でなければならない理由
市民としての意識の芽生え
多要素をさらに伸ばそう
今後の課題
村上における歴史的布石
町屋の外観再生プロジェクト始動
◆人形さま巡りボランティアの様子と生徒の感想文から
- おわりにかえて
再版に際して
町屋を支える人たち
年表